ひびきの実地研修会を開催しました
11月8日にひびきのキャンパスにて、研修会を実施しました。
当日は、メンター教員による「ラボ見学」から始まり、プログラム最終日に行う論文発表のための「中間ピッチ」、そして「メンター教員との面談」まで、盛りだくさんの内容となりました。


ラボ見学では、当日公開されていた12の研究室を、受講生を4グループに分けて順番に訪問しました。
情報システム工学科といっても、さまざまな専門分野が存在し、受講生たちは研究の世界の広がりや奥深さを実感した様子でした。
各研究室では、教員がミニ講義を行ったり、研究機材の実演や簡単な体験を交えたりするなど、高校生にもイメージしやすいよう工夫を凝らした紹介が行われました。
また、大学生が自身の研究内容を紹介してくれる場面もあり、受講生にとっては、近い将来の自分を思い描く貴重な機会になったのではないかと思います。















続いて、4つの教室に分かれて「中間ピッチ」を行いました。
受講生たちは、これまでメンター教員とチャットで相談を重ねながら進めてきた研究テーマについて、研究背景や問題提起、研究の目的、関連研究・参考例など、現時点で整理できている内容を発表しました。発表時間は5分とし、本番を意識してタイマーを使いながら実施しました。
初めて大学教員の前で発表する受講生も多く、緊張した様子も見られましたが、どの発表も自分の言葉で丁寧に説明されており、堂々とした姿が印象的でした。
日々の高校生活の忙しさのなかでも、少しずつ時間を見つけて真剣に取り組んできたことが、その発表からしっかりと伝わってきました。
メンター教員からの助言に加え、担当教員以外の先生方からもさまざまな質問が投げかけられ、受講生たちは戸惑いながらも懸命に答えていました。
いただいたフィードバックは、研究の視点を広げたり、次のステップを考えるうえで大切なきっかけとなり、受講生にとって多くの気づきを得る時間になったのではないかと思います。




中間ピッチ終了後は、各自メンター教員との個別面談を行いました。
中間ピッチで得たフィードバックを踏まえ、研究テーマの方向性や今後の課題、進め方などについて話し合いました。
面談を終えた受講生たちは、緊張がほぐれた様子で廊下に集まり、連絡先を交換したり会話を弾ませたりする姿も見られ、今日一日でお互いの距離が一気に縮まったように思います。